学校日記

【校長日記】 奈良の大仏

公開日
2015/05/15
更新日
2015/05/20

校長日記

奈良と言えば大仏。大仏と言えば東大寺。
奈良を象徴する建造物です。

全国の社会科教師は、大仏の大きさを実感させるために、あの手、この手を使います。

しかし、布袋小では不要です。
布袋には、コンクリート製ではありますが、もっと大きな大仏があるからです。
「東大寺の大仏はなかなか大きいよ。布袋の大仏を一回り小さくしただけだよ。」と、なるわけです。
もちろん、大きさだけの話で、歴史的な価値のことではありません。

さて、東大寺は、728年、聖武天皇が皇太子供養のため建立したのが始まりです。華厳宗の大本山です。

741年、聖武天皇が国分寺の建立を命じ、743年には大仏造顕の詔を公布、752年に 開眼供養が行なわれました。
大仏殿や講堂などの伽藍が完成したのは789年です。
その後1180年に平重衝によって、1567年には松永久秀によって伽藍が焼失。現在 の伽藍は1709年に再建されたものです。
再建に尽力したのは、あの綱吉です。江戸幕府の財政を傾けた浪費の代表のように言われますが、私は別の見方をしています。
彼は今で言う公共事業の感覚ではなかったかと思います。
この事は、また別の機会に…

江戸時代の再建では、間口は3分の2ぐらいに小さくしています。

鼻の穴くぐり(正式には何て言うの?)が続いています。