【校長日記】 なぜ日本でマイム・マイムを踊るの?
- 公開日
- 2015/06/11
- 更新日
- 2015/06/11
校長日記
今朝の「キャンプファイヤーをふり返る−12−」で、なぜ日本でイスラエルの曲を踊るの?と書きました。
フォークダンスの定番「マイム・マイム」は、そこで書いたように、パレスチナにユダヤ人が入植し、開拓地で水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったイスラエルの曲です。
なぜ、日本中でマイム・マイムを踊るようになったのか・・・、私なりに推理してみましょう。
日本は第二次世界大戦の敗戦国となりました。
ご存じのように、戦後処理はマッカーサー陸軍元帥を中心に、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の主導によって行われました。
そこで、いわゆる戦後の民主化政策を立案したのはユダヤ人であったことはすでに知られています。
このあたりは http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/book/01/0104.html
をご覧ください。
戦後、娯楽に飢えていた日本人に、ユダヤ人の教育担当者は、自ら好んでいたのでしょうか、「マイム・マイム」を紹介したのです。
さらに、日本フォークダンス連盟が発足した頃、小中学校学習指導要領でフォークダンスの学習が義務付けられ、国を挙げてマイム・マイムの普及に努めたのです。
私も、小学校・中学校で、体育の時間にフォークダンスを習いました。
こうした歴史や踊りの意味を知らないと問題になることがあります。
たとえばアラブの人の中には、「マイム・マイム」をよく思っていない人もいるはずです。
知らないがゆえに、人の心を傷つけるかもしれないのです。
勉強することは大切ですね・・・。