学校日記

【校長日記】 こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる−4−

公開日
2015/07/14
更新日
2015/07/14

校長日記

日本大学名誉教授・医学博士の林 成之先生の講演、こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる
〜教育の難題に脳科学が答える〜
の一部を紹介します。

いじめ問題を脳の本質(本能)から理解し解決する!

脳の本能は次のようになっています。

・仲間と一貫性が外れるものは嫌い!
・「嫌い」は本能と心までが機能する!
・違いを認め、相手の脳に入るコミュニケーション力を育てていない!
・自己保存の過剰反応は誰でもする!
・仲間はずれで本能が壊されるの怖い!
・一貫性の本能による正当性と成功体験による自我の本能で、いじめの心が発生!
・神経細胞由来の本能が関わるので自殺の危険性が発生する!

のだそうです。

危険条件は次の3つです。
・仲間はずれ
・無視される
・存在感を否定


そして、先生は、 相手の脳に入る教育をしなさいと言いました。
 それは
1 理由を聞いてやる
2 立場を入れ替えて解決策を言わせる
3 複数の解決策を用意
4 本能を切り替える

最後の意味がよくわかりませんでした。

 さらに、次の3つを述べられました。
・友達を尊敬する教育
・相手の脳に入る会話
・共通の目標を持たせる


最後には、イジメは人間の考える力を失った恥ずかしい行為であることを教える!とまとめられました。

簡単に言うと、人間は本能的に自己保存の本能があり、そこにイジメのもとがある。それを、他の機能、特に考える力で抑えることでイジメを防ぐのです。