学校日記

【校長日記】 江戸時代の「石(こく)」の意味は?−3−

公開日
2015/07/20
更新日
2015/07/20

校長日記

昨日の続きです。
「1石」とは、容積の単位であり、一般には米の容積(180リットル=2.5俵)ということが分かりましたね。
また、米1石の重さが、150kgであることもわかりました。
今日は面積です。
 
【 面 積 】

江戸時代前半までは、1日に食べる3合が収穫できる面積を1坪(畳2畳分 1間×1間 約3.3平方メートル)としていました。

さらに、1年間で食べる米(1000合=1石)が収穫できる広さを1反としました。
約1000平方メートルです。

上の布袋小学校の地図のオレンジ色の部分が、1反の広さです。

現代では、1坪で4倍の12合ほど収穫でき、1反(300坪)では4石の米(10俵分)を収穫できるそうです。
ある有機栽培農家では、だいたい1反で8俵ぐらいだと聞きました。

場所や製法、米の種類によっても違うようです。

広さの単位までが「米」を元にしていたのです。

驚きですね。