【校長日記】 色丹島訪問記 −6−
- 公開日
- 2015/07/24
- 更新日
- 2015/07/24
校長日記
北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の一員として、色丹島へ訪問した報告の6回目です。
今日は、国後島の古釜布(ふるかまっぷ)湾での手続き。
色丹島へ行くのに、まず、国後島へ寄るのです。上陸はしません。
なぜわざわざ国後島へ行くの?
疑問ですよね。
これは、歯舞諸島や択捉島へ行く人も同じです。
必ず、国後島の古釜布湾に寄るのです。(上陸はしません。)
湾口では、スベトリャーク型警備艇(375t、船長49.5m)が停泊して、我々を見ていました。(写真中)
といっても、監視のために付いてきたわけではなく、初めから停泊しており、その横を通り過ぎていきました。
手を振ってくれたら、振り返してくれた人もいました。
しばらく待つと、日本が贈った船(友好船という名前です)で来たロシアの係官が8名ほど、えとぴりかに乗船してきました。(写真下)
それから1時間ほどの手続きを行いました。
会場の集会室はシャットアウト。持ち込む荷物などをチェックします。
私達は、名簿順に並ばされました。
事前に、ビザ申請に必要な写真と、同じサイズの写真を提出しています。
美人の係員が、色丹島で下船する全員の顔写真と書類を、一人一人本人と照合します。
パスポートが必要な海外旅行よりもはるかに丁寧に時間をかけます。
そうなんです。
国後島の古釜布湾で入域手続きを行うために立ち寄るのです。
これがビザなし交流の現実です。