学校日記

【校長日記】 色丹島訪問記 −9−

公開日
2015/07/27
更新日
2015/07/27

校長日記

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平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告9回目です。

国後島古釜布港でのチェックの後は、色丹島へ向かいました。

2日(金)15:10に国後島の古釜布湾を出発し、怒濤の荒波を越えて、19:30に色丹島の穴澗湾に着きました。
実に4時間20分かかっています。復路は2時間55分で到着していますので、いかに往路の海が荒れていたかがわかります。

と書くときれいに終わるのですが、実態は・・・・。黄色い文字は、その時の私のメモです。

それにしても、船の揺れはすさまじかった。
交流事業10回目の中村さんは「こんなことは初めてだ」と言うし、船長も、「このところでは最も大きいしけだ」と言う。

5時からの夕食を食べに来たのは、生徒2名、大人も自分を含めて数えるほどだ。それぞれ、数口しか箸をつけていない。
6時には下げられたが、残滓が膨大だろう。調理員さんに申し訳ない。

もちろん、みなさん、酔い止め薬を飲んでいる。
私は、薬を持ってこなかった。(後悔、いや開き直り)
その中で、文部科学省の千々岩さんはニコニコしながら完食でおかわりをしていた。食堂の人も「えらい」とほめていた。彼は一体何者か?

こんな状態の時は寝ているのが一番だ。色丹島穴澗湾に到着したのが7時過ぎ。外に出るとまったく明かりがない。町?の方に一部見えるが、そのほかは真っ暗。


湾内は、嘘のように穏やかでした。


このあと、色丹島で使用するルーブルに両替しました。
写真上で3千円分です。
1ルーブルはほぼ3円です。
 
20時より、船内研修会が始まりました。(写真中)
最初の講師は、外務省欧州局ロシア課課長補佐の杉浦氏です。今回の交流が、領土交渉の場でないことを強調されました。

写真下が、そこで使われたスライドの一部で、北方四島の概要です。
終戦当時の日本人の人口と今のロシア人の人口。
北方四島の大きさ、日本からの距離の学習から始まりました。

明日に続きます。