学校日記

寺の数が最も多い県は?

公開日
2017/08/13
更新日
2017/08/13

社会科お役立ち情報

夏休み中は、社会科に関係のある雑学を紹介しています。

今日は盆入り。
お盆といえばお寺。

ところで、寺の数が最も多い都道府県はどこ?

どこだと思います?京都?奈良?


実は愛知県(4,605) なのです。
2位の大阪府が3,394なので、群を抜いているといえます。
以下、兵庫、滋賀、京都と続きます。

下の図の出典 Jタウンネット(←これはおもしろい!) 
  http://j-town.net/aichi/column/allprefcolumn/200705.html?p=2

なぜ愛知県に寺が多いのか、檀家制度のもち方もあり一概に言えません。

また、明治時代、廃仏毀釈があまり実施されなかった、すなわち、明治新政府の意向が伝わりにくかった地域でもあるのでしょう。

全くの私見ですが、尾張(や三河?)は、寺を戦略上の防衛拠点として利用するために保護してきたのではないかと思います。

犬山城の古地図を見ると、城に通じる道のポイントに寺社があります。いざというときには、そこに兵を集めて備えたのです。

これは名古屋城でも顕著です。

各街道の入り口には、必ず寺社があります。

下の地図は飯田街道の名古屋への入り口です。
寺が集結しています。

また、名古屋城の北2kmほどには東西に寺社のラインができています。

興味のある方はぜひ地図を取り出してご覧ください。

寺や神社は歴史であり文化です。調べてみると、おもしろそうなことがたくさん出てきますよ。