カンボジアのこどもたち−4−
- 公開日
- 2017/08/06
- 更新日
- 2017/08/06
社会科お役立ち情報
カンボジアのこどもたちの様子を紹介しています。
私のブログ「あなたも社楽人」では、アンコール遺跡関係の記事を載せています。
併せてご覧ください。 http://blog.goo.ne.jp/syaraku0812
今日は、バンテアイ・スレイのこどもたちの様子です。
バンテアイ・スレイは、「女の砦」とよばれるヒンドゥー教の寺院です。
到着したとたん、絵はがきを持った子が寄ってきます。
歩きながら付いてきて、「1枚、1ドル」と日本語で話しかけてきます。しだいに「2枚1ドル」「3枚1ドル」と値下げしていきます。
「No money.」と説明しても気にしません。私は、その時は本当に現金(米ドル)を持っていなかったのです。
申し訳ないと思いましたが、振り切って進むと、その奥で、こどもたちが群れになって遊んでいました。(写真上)
近寄ってみると、「けんけんぱ」 をしていました。
「けんけんぱ」わかりますか?
日本では円ですが、カンボジアでは四角 です。(写真中)
しかしすかさず、その内のリーダーらしき女の子が「1枚1ドル」と迫ってきます。
たくましいと感じました。
見学後には、違うグループがいました。(写真下)
話しかけては来ませんでしたが、手にはしっかり売り物の絵はがきを持っています。
ガイドさん「この子たちの家には電気が通っていません。あるとしてもバッテリー。もちろんゲームなどはありませんので、明るいうちは、外でみんなで集まって遊びます。」
昭和30年代、私が子どもの頃の日本もそうでした。電気はありましたが・・・。
こうして、縦社会のルールを覚えていったのです。
また、年長者が年少者をいたわっていったのです。
懐かしさを感じました。
繰り返しますが、「貧しさ故に・・」は否定しません。
しかし、人と人とのつながりは、豊かであってももてるはずです。
集まっても、それぞれが1人でゲームをしているのと、こうして群れで遊ぶのとでは、どちらが豊かなのか・・・。
分からなくなってきました。
日本では、葬式は家族葬が増え、結婚式も披露宴をしないケースが増えています。
カンボジアでは、結婚式は2日間か3日間行い、600人ぐらい集まるそうです。
大きな式では、800人から1000人も。
専用のホールもいくつか見かけました。(祝儀は、1人30ドルぐらいだそうです)
集うことの価値 を見直したいものです。
江南市では今晩もサマーフェスタがあります。
人が集う大切な機会なのです。