学校日記

カンボジアのこどもたち−6−

公開日
2017/08/08
更新日
2017/08/08

社会科お役立ち情報

カンボジアのこどもたちの様子を紹介しています。

私のブログ「あなたも社楽人」では、アンコール遺跡関係の記事を載せています。
併せてご覧ください。 http://blog.goo.ne.jp/syaraku0812

今日は、ベン・メリアのこどもたちです。

ベン・メリア は、アンコールワットから東へ約40km東にある、「天空の城」のモデルといわれている遺跡です。修復が施されず、発見当時のまま放置されているのが魅力です。

その駐車場の前に、学校がありました。(写真上・写真中)

撮影時刻は、現地で1時56分。午後の部が始まっている時間なのに、サッカーをしている子達以外は無人でした。
なぜかはわかりません。
運動場も、すべり台がありましたが、他には雑然としていました。

ベン・メリアの中では、後半、激しいスコールに遭いました。
そのスコールの中に子どもがいました。
ガイドさんは「シャワーとして浴びているのですよ。」と教えてくれました。
なかには裸足の子もおり、またまたたくましさを感じました。

前にも書きましたが、小学校の就学率は90%を超えますが、卒業できるのはそのうちの半分です。理由は、労働力として期待されているからです。

また、教師は6割以上が中卒です。(2008年調査)
大卒の小学校教師はたったの6%。
コンパスの使い方がわからない算数の先生や、実験の仕方がわからない理科の先生がいるのです。

カンボジアの難しさを感じました。
その一方で、日本の素晴らしさを実感しています。

ガイドの人は日本があこがれの国と言っていました。