学校日記

カンボジアのこどもたち−7−

公開日
2017/08/09
更新日
2017/08/09

社会科お役立ち情報

カンボジアのこどもたちの様子を紹介しています。

私のブログ「あなたも社楽人」では、アンコール遺跡関係の記事を載せています。
併せてご覧ください。 http://blog.goo.ne.jp/syaraku0812

今日は、街中のこどもたちです。


(写真上)街中には、子どもはたくさんいます。
家の手伝いをしています。

ガイドさんは「私は4人兄弟だけど、となりは8人兄弟・9人兄弟」といっていました。

ネットで探してみると、関西学院大学経済学部の栗田先生が、コンポントム州で2008年に調査した数値がありました。

コンポントム州は、プノンペンとシェムリアップの間ぐらいにあり、平均識字率が全国平均の78%よりやや低い地域です。
ちなみに、コンポントム州の識字率は男性、75%、女性60%、全体で67%です。
そのような地域での兄弟数の平均は、4.9人でした。
電化率は9%です。

シェムリアップは観光化された街なので、コンポントム州とは違う数値だと思われます。

日本では、夫婦の完結出生児童数の統計があります。
1940年には4.27人
1952年には3.5人
1962年には2.83人
2010年には1.96人

2人を切っていますね・・・。


(写真中)街中で、普通に見る風景です。

王様の別荘の近くにある公園では、身なりのきちんとした子どもがいました。
同じ通りを、バイクの4人乗り。

カンボジアでは、ガソリンは日本と同じくらいの値段、1ドル(当時 125円/L)です。
平均収入が日本の10分の1以下なので、かなりの贅沢品。
すなわち、バイクに乗っている人は、比較的裕福なのです。
そうでない人は、もっぱら自転車です。


(写真下)
アンコール・トムの2km東にあるのが、タ・プローム。街に近いと言えましょう。

人気ゲームが映画化された “トゥーム・レイダー”で、アンジェリーナ・ジョリーが超人的な動きをする舞台が、このタ・プロームです。

ここでも、駐車場では、私が楽器(カンボジア胡弓)を買おうと交渉していたら、来るは来るは、何重もの人だかり。

もちろん、子どもも3人いました。
写真の子は4年生ぐらいか?そのほかに、4歳ぐらいの子もいました。

子どもを振り切るのは心が痛みます。

これがカンボジアのこどもたちの日常なのです。