【校長日記】 21世紀型人材を育成する教育コーチング
- 公開日
- 2015/08/23
- 更新日
- 2015/08/23
校長日記
21日は、江南市教職員交通安全協会総会、江南市教育研究会研修会 が江南市民文化会館で行われました、。
写真中が、江南市教職員交通安全協会総会の様子です。毎年、江南警察署から講師をお招きして、交通安全の講話を聞きます。
愛知県は、交通事故死ワースト1位です。
続いて、江南市教育研究会研修会が開かれました。
この会は、年に2回行われます。
江南市の教職員は、1年に2回だけ一堂に会します。
夏の研修会(講演会)と冬の研修会(研究発表会)です。
今、集うことの価値が軽視される風潮があります。
カンボジアのこどもたちシリーズ で紹介した、結婚式には600人ぐらい集まり、2日から3日行われます。
大変な労力ですが、それを当たり前のように受け止める感覚は、豊か?貧しい?
私は、豊かだと思っています。
このところでは、葬式が唯一、昔の先輩にお会いする貴重な機会でしたが、この数年間で、家族葬が大幅に増えました。
良い悪いは別にして、人が集う機会が減っているのは事実です。
この江南市教育研究会研修会は、大切にしたいと思います。
今年の講師は、小山英樹先生 。
テーマは、21世紀型人材を育成する教育コーチング
面白かった!
教育コーチング はご存じですか?
プロ野球にもコーチがいますね。「ティーチング」とくらべると「コーチング」のイメージがわかる気がしませんか?
教育コーチングとは、「傾聴」「質問」「承認」等のコミュニケーション技法を用いて、子どもの意欲・能力を引き出し、「自立」を支援する教育の方法です。
NHK−BSで 奇跡のレッスンという番組があります。毎回楽しみに見ています。
番組のコピーは、世界の一流指導者が子どもたちに1週間のレッスンを行い、技術だけでなく心の変化まで呼び起こす!
確かに、一流指導者は「ティーチング」と「コーチング」をバランスよく取り入れています。
今回の講演は、コーチングのコツを具体的に教えていただきました。
私自身、コーチングの話を聞くのは5回目ぐらいですが、今回がもっとも刺激を受けました。
教師対児童だけでなく、親子関係でも十分使えます。
小山英樹先生のサイン入りの本も購入して読んでいます。
『子どもの心に届く言葉、届かない言葉—教師力・親力をアップする教育コーチング』 ()
目次です。
第1章 「教育」ってなんだろう?(「教」を届ける—相手は「教」を求めているとは限らない
教育の目的—教育の場とは、子どもが成功したり、失敗したりできる場である ほか)
第2章 傾聴する(「話す」は「放す」こと—悩めるクライアントは「放す」ことを求めている
「話す」は「離す」こと—人は自分のことをよく知らない ほか)
第3章 質問する(「なぜ?」を「何?」に言い換える1—「何?」の問いは、答えを探しやすい
「なぜ?」を「何?」に言い換える2—「相手を変えたい」という心理が「なぜ~」につながる ほか)
第4章 承認する(頑張らなくてもいい—「頑張れ!」では頑張れない
本質を見つけて承認する—承認不足のクライアントの心は凍てついている ほか)
第5章 一緒にいる(子どもの「心の掃除」を支援する—観察してみましょう
「子育ち」を支援する—観察してみましょう ほか)