かつての日本は世界一の銀産出国
- 公開日
- 2017/08/28
- 更新日
- 2017/08/28
社会科お役立ち情報
夏休みは社会科の雑学を紹介しています。
日本は、とかく「資源のない国」といわれています。
確かにそうですね。
例えば銀の産出量は・・・
現在の、世界の銀産出国ランキングです。
メキシコに、ペルーと中国が続いています。
メキシコとペルーで、世界の3分の1を算出しています。
日本は? ほとんど採掘していません。
出典 https://www.jcfia.gr.jp/shouhin/shouhin3-19.html
それではかつてはどうだったのでしょうか?
「石見銀山」ホームページによると、
17世紀前半の石見銀の産出量は、年間約1万貫(約38t)と推定され、世界の産出銀の約3分の1を占めていたといわれる、日本銀のかなりの部分を産出していたと考えられています。
何と、日本は世界の約3分の1の銀を算出していた のでした。
しかし、なまじっか多く採れたために、銀の価値がわからなかったのです。
外国製品を輸入するために、大量の銀が国外へ流出しました。
これは、佐渡で採れた金も同じです。
知らないということは悲しいこと。
当時、もっとうまく管理していれば、日本の立場は変わったかもしれません。