国旗のそっくりさん
- 公開日
- 2018/03/10
- 更新日
- 2018/03/10
校長日記
オリンピックやパラリンピックではいろいろな国旗を見ることができます。
「そっくりの国旗がある!」 と思ったことはありませんか?
調べてみるとありました。
上の国旗は、別の国のものなのです。
左がインドネシア、中央がモナコ、右がポーランドです。
インドネシアの国旗は、1945年の独立宣言の時に制定し、49年に正式に承認されました。赤は勇気と情熱を、白は真実と聖なる心をあらわしています。縦横の比は2:3です。
モナコは世界で2番目に小さな国で、国旗の制定は、Wikipediaでは1881年(資料によっては1818年)になっています。
しかし、歴史を遡ると、どちらもこの旗が古くから使用されていたようであり、どちらが真似をしたということではありません。
モナコは縦横比が4:5になっています。
縦横比以外は、両者は全く同じなのです。
ポーランドの国旗は、白は共和国の尊厳を、赤は自由を表すものとされ、1990年に制定となっていますが、これも中世から使われていたようです。
縦横比は5:8です。
上下を間違えると大変なことになりますね。
写真下の例を見てみましょう。
イタリア(左上)、ハンガリー(左下)、アイルランド(右上)、コートジボワール(右下)の国旗です。
イタリアは、一般的な解釈では、緑は「国土」、白は「雪・正義・平和」、赤は「愛国者の血・熱血」を表すそうです。
ハンガリーは、赤は血、白は純潔、緑は希望を表すそうです。
アイルランドは、緑はケルトの伝統を、オレンジはウィリアム3世(オレンジ公ウィリアム)の支持者を、白はその両者の平和を表します。
オレンジ公とオレンジ色は関係があるの?
コートジボワールのオレンジ色は国土の北半分のサバンナであり、豊穣の台地を意味する。白は平和、緑は国土の南半分の森林であり、希望を意味しています。
こうやって調べていくと、どの国の国旗にも歴史がある事がわかります。
互いに尊重し合わないといけません。