運動会 輝け!3年生〜R.Y.U.S.E.I〜
- 公開日
- 2015/09/27
- 更新日
- 2015/09/27
学校行事
私(校長)が個人的に注目していたのが、3年生の「輝け!3年生〜R.Y.U.S.E.I〜」 でした。
曲がヒップホップ (hip hop)系で、子どもたちがどうリズムをとらえるかに、とても興味がありました。
初期の練習では、思わず「盆踊り?」(失礼!)と思えてしまいました。
強拍(表拍)でしかリズムを感じないと、そう見えてしまうのです。
日本の音楽は、基本的に、畑を耕すリズム、もしくは舟を漕ぐリズムですので2拍子です。
和歌や俳句も、5・7・5といいますが、実は4拍子で感じています。
2拍子・4拍子が、日本人に染みついたリズムなのです。
ヒップホップはリズムをとても重視します。
そこから派生したラップは、メロディーがほとんど消滅し、リズムだけで音楽しているぐらいです。
そこには、同じ2拍子・4拍子だとしても、裏拍(弱拍)が重要です。
裏拍とは、4拍子で言うと、「1と2と3と4と」の「と」に当たるものです。
実際の演奏においては表拍(強拍)よりも、むしろ弱拍にアクセントがおかれることが多いのです。
(コンサートでの手拍子は、日本人は強拍で手拍子する場合が多く、欧米では裏拍を手拍子する場合が多い)
今回のダンスでも、強拍だけで体を動かすとヒップホップに見えないのですが、裏拍を感じると、それらしくなってきます。
上の写真でいうと、中央の写真の動きです。
これが、どんどんうまくなっていったのです。
本番は見事でした。
若い頃に、裏拍に慣れておくことは大切なことが、今回でよく分かりました。