【校長日記】 今朝の朝礼−だから悪い−
- 公開日
- 2015/11/16
- 更新日
- 2015/11/16
校長日記
今朝の朝礼の様子を報告します。
はじめに表彰伝達をしました。
赤い羽根協賛児童生徒作品コンクール ポスター・書道の部、そして
江南市リサイクル作品コンクール、江南市環境ポスター作品コンクールに入賞した人に、一人一人賞状を伝達しました。
また、愛知県小学生陸上競技選手権大会の入賞者を拍手で讃えました。
次に、ステージの照明が替わったこと、昨日の環境フェスタの様子を紹介しました。
今日のメインは、「校内読書週間」にちなんで、読み聞かせを行いました。
オセーエワ 作、西郷 竹彦 訳
だから悪い
一ぴきの犬が,体をまえにかがめて,はげしくほえたてています。そのすぐはなさきに,かきねにぴたりと体をよせて,一ぴきの小ねこが,毛をさかだててふるえています。
かーっと口をあけ,ニャーオ,ニャーオとないています。すぐそばに,ふたりの男の子がたって,どうなることかとみていました。
まどから,それをのぞいていた女の人が,とぶようにして,かいだんからかけおりてきました。女の人は,犬をおっぱらうと,男の子たちをしかりつけました。
「あんたたち,はずかしくないの!」
「どうしてはずかしいの?ぼくたち,何もしていないよ。」
男の子たちは,びっくりしたように,いいました。
「だから,わるいのですよ!」
女の人は,まっかにおこっていいました。
この後、次のようにいいました。
「何もしないことがなぜ悪いことなのか、周囲の人と話し合ってみましょう。」
活発な話し合いが行われていました。
この場合、「猫を助けてあげる」、できなければ「大人を呼びに行く」
がより良い行動でしょう。何もしなかったから、「だから悪い」のです。
これは他の例でも同じです。
例えば、誰かがだれかをいじめているところを見たら、何もしないことは、いじめていることとたいして変わりません。だから悪いのです。
いじめをやめさせる行動に出るか、できなければ大人に相談する。それが正しい行動です。
子どもたちの意識に残ってくれたらと思います。

