学校日記

【校長日記】 家庭で伸ばす 自ら学ぶ子になる15の法則 −1−

公開日
2016/03/09
更新日
2016/03/09

おしらせ

先日、各家庭にお配りしました「家庭で伸ばす 自ら学ぶ子になる15の法則」を読まれましたか?

なかなかのすぐれものですね。

次にまとめてみます。
今回は、低学年編。

私のコメントもつけてみます。

低学年のための 家庭でできる7つの法則

1 「まるつけ」に極意あり

まるは大げさに。×は小さく。時には花まるも。

まる付けはすぐに、素早く。

まる付けは声かけながら。「よくできたね」「すごいね」など。

まる付けは、貴重な対話の時間なのです。


2 まちがえたあとの対応で差がつく

勉強とは、×(できなかったこと)を ○(できるように)にすることです。

× こそ大事なのです。

「できないところがわかってよかったね。」と明るく声をかけてあげましょう。
もちろん、大切なのはそのあと。

×を○にすることを「勉強した」というのです。

できることばかりをノートにたくさん書いても、勉強したとはいいません。


3 くり返して覚える

私の専門は社会科。
どうしても、記憶する内容が多くなりますが、記憶にはコツがあります。

後日紹介しますが、まずは、短い時間をくり返すこと。

連続して同じ脳を使うと疲れます。
記憶も同じ。
短い時間で、しかも、何回もくり返す。

それが最大のコツです。


4 国語の楽しみは言葉にあり

人は、考える時には言葉を使います。
だからこそ、国語はすべての勉強の基礎になります。

まずは一人でできる「読む・書く」
おすすめは、声に出すこと。
だから音読は有効なのです。

作文のあとでも、必ず音読させましょう。誤字・脱字に気付くようになります。


次は、二人で行う「話す・聞く」。
家庭では、どうか相手をお願いします。

言葉にいかに浸りきるか。
それが大切です。


5 算数の楽しみはイマジネーションにあり

私は、小学校の時から算数は大好きでした。
得意科目でもありました。

その理由は、はっきりしています。

『おはなし算数 ○年生』—たのしく読もう考えよう— 
 矢野健太郎監修 実業之日本社


という本を何回も読んでいたからです。
ゲームのない時代、本を読むことは楽しみでした。

2歳上に兄がいたために、常に2学年上の『おはなし算数 ○年生』を読んで理解していたために、学校の算数の勉強はできるはずですね。

長くなるので後日にしますが、この本は、、算数がイマジネーションであることを教えてくれました。

今も似たような本はあると思います。

読み物を通して算数の概念が育つ本は、きっと算数好きを育てます。


6 生活の中で学ぼう

先述の『おはなし算数』は、算数を生活の中で語っていました。

身近だかららこそ、惹き付けられたのだと思います。


7 親も何か勉強する

これが一番大切です。

勉強していない人から「勉強しなさい」といわれほど腹立たしいことはありません。

子どもも同じです。

親がいつも勉強しているのなら、子も自然と机に向かいます。

ぜひ、親から勉強してみてください。