【校長日記】 人道の丘公園
- 公開日
- 2016/09/26
- 更新日
- 2016/09/26
校長日記
昨日、岐阜県八百津町にある人道の丘公園 へ行って来ました。
ここは、八百津町出身の元外交官杉原千畝 の功績を称え、後世に伝えるための記念公園です。
私には思い出の場所です。
布袋中学校に勤めていた平成7年、2年生の春の校外学習の候補地としてここを選び、そのために何度も足を運びました。
上の写真 左上が当時の写真です。
布袋中出身の保護者の方の中には、「校外学習で行った」という方もみえることでしょう。
21年ぶりに訪れて、驚きました。
樹木がたくさんあったからです。
当時もあったかもしれませんが、まだまだ苗木だったのでしょう。
当時はまだなかった 杉原千畝記念館(中写真 右上)にも入りました。
中の展示はとてもわかりやすく、当時の世界情勢、なぜナチスドイツがユダヤ人を虐殺したのか、その実態、杉原千畝が行ったこと、命を助けられた人の感謝の気持ち、その子孫の手紙、などが展示されていました。
そう、杉原千畝は、昨年公開された 映画 『杉原千畝 スギハラチウネ』 の主人公なのです。
1940年、在リトアニア領事代理だった千畝は、ユダヤ難民に対して、政府の許可を待たずに独断で日本通過ビザを発給し、約6千人の命を救いました。
これは職を賭しての行動です。
「政府は頑として動かない。人間として当たり前のことをしただけだ。」と、その功績を家族にも語ることがなかったとのこと。
結局外務省をクビになり、ロシア語を生かして貿易会社にやっと働き先を見つけたのでした。
その間、誰にも知られていなかったのですが、命を助けられたユダヤの人々の働きによって杉原千畝の居場所が探し出され、勲章を与えられるなど、名誉を回復することが出来たのです。
ぜひ映画をご覧ください。
予告編 動画
https://www.youtube.com/watch?v=A5XcUyLqdAw
TVドラマ 日本のシンドラー 杉原千畝物語 六千人の命のビザ
https://www.youtube.com/watch?v=6YoB-_oRw-U
記念館HP
http://sugihara-museum.jp/