百葉箱を設置しました
- 公開日
- 2016/10/28
- 更新日
- 2016/10/28
今日の給食
昨日、百葉箱を新しく設置しました。
ご存じのように、百葉箱は、気象観測のための温度計などの観測機器を、日射や雨、雪から保護するための装置です。
かつては、気象台や測候所などでも、百葉箱により観測していました。
今では技術が進み、百葉箱は使われてはいません。
しかし、気象観測の基礎・基本は百葉箱です。
小学校の理科教育設備基準では、百葉箱は「A:学習指導要領の趣旨・内容に沿った指導を行う上で、最も優先的に整備すべき設備」とされているのです。
今回設置したものは一般的なスティーブンソン式と呼ばれるものです。
より正確な気温を計測するため、次のような工夫がなされています。
1 良質の木材で製作される、熱を中へ伝えにくくする。
2 放射熱をなるべく遮断できるよう、外側は白色で塗られている。
3 外気温を正確に測るには通風が必要なため、側面は二重の鎧戸、天面と底面はすのこ 張りの二重構造。
4 扉側から直射日光が入らないように、北半球では北向きに置く。
5 場所の地面は芝生、またはその地域に自然の地表面とする。
6 各地点の観測データの相互比較のため、地上1.25〜1.5mの高さで測定する。
こうしたことをふまえて、ぜひ近くでご覧ください。
ただし、先生の許可なく、触らないでください。