【校長日記】 木片のための音楽
- 公開日
- 2016/12/28
- 更新日
- 2016/12/28
校長日記
先日、大橋先生の音楽の授業で「ドローン」「パターン」という要素があると紹介しました。
「ドローン」が単音で変化の無い長い音を指す音楽用語です。
「パターン」はいくつかの音の型です。文字通りのパターンです。
そして、これはミニマル・ミュージックの元となっていると紹介しました。
ミニマル・ミュージック (Minimal Music) とは、音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽です。
アメリカのスティーヴ・ライヒ、テリー・ライリー、ラ・モンテ・ヤング、フィリップ・グラスがミニマル・ミュージックの4大作曲家といわれています。
日本でも、坂本龍一や久石譲がこの手法を取り入れることがあります。
12月25日にアンサンブルコンテスト(アンコン)の2日目が開かれました。
2番目に登場した蟹江中学校が、スティーヴ・ライヒ「木片のための音楽」 を演奏したのです。
私は、ミニマル・ミュージックをアンコンで聴いたのは初めてでした。
YouTube でもありましたので紹介します。上の写真です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=Mv_8UaP_QRI
「ドローン」と「パターン」がよくわかります。
同じスティーヴ・ライヒの「Six Marimbas」は、「パターン」をドローンや旋律として扱っています。下の写真です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=RaYvMwQd3cs
心地よい、不思議な世界が体験できます。