【校長日記】 追悼 冨田 勲
- 公開日
- 2016/12/30
- 更新日
- 2016/12/30
校長日記
2016年も残すところあと2日。
今年も「亡くなった有名人」が新聞に掲載されることでしょう。
個人的な思いとしては、デビッド=ボウイ、そしてキース=エマーソン、グレッグ=レイクと、EL&Pのうち2人が同じ年に逝ってしまったことが忘れられませんが、最も強く心に残っているのが冨田 勲さんです。
冨田 勲さんは、『新日本紀行』、『きょうの料理』、『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』、5本のNHK大河ドラマなどのテレビ番組の音楽、『隠し剣 鬼の爪』、『武士の一分』、『母べえ』、『おとうと』などの映画音楽、その他膨大な作品を手がけた大作曲家です。
しかし、それ以上に有名にしたのは、シンセサイザーでの『月の光』『展覧会の絵』『火の鳥』『惑星』などの演奏です。
特に最初の作品『月の光』を聴いたときは衝撃的でした。私が高校1年生の時です。
冨田 勲さんは、そのキャンペーンのために、伏見のヤマハビルに何度か来てくれました。新作を出すたびに来てくれたと思います。ヤマハビル以外でもありました。当時、すでに著名な作曲家であったのに、数十人のために来てくれるのです。
私はそのたびに出かけ、始めから終わりまで最前列で聴き、終わってからは冨田 勲さんに質問攻めにしていました。
完全な追っかけですね。
シンセサイザーも自分で2台購入しました。
昭和59年の学芸会では、それらを駆使して器楽合奏をし、翌年からの金管バンドクラブ創設のきっかけになりました。
今につながる、懐かしい思い出です。
上の写真は、冨田勲さんへのインタビューです。
富田さんの世界に触れることができます。
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=w4ALjqok__g
下の写真は、代表作の一つ『展覧会の絵』です。
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=grO3sEdHHe4
EL&Pの『展覧会の絵』、中村紘子さんの「展覧会の絵」、ラヴェル編曲のオーケストラ版と聞き比べたものです。
中村紘子さんも今年亡くなった一人です。
ご冥福をお祈りいたします。