歴史講演会「アジアの中の当麻曼荼羅図の位置-飛保の曼陀羅寺の当麻曼荼羅図をめぐって-」
- 公開日
- 2017/09/04
- 更新日
- 2017/09/04
校長日記
歴史講演会「アジアの中の当麻曼荼羅図の位置-飛保の曼陀羅寺の当麻曼荼羅図をめぐって-」へ行ってきました。
講師は、名古屋市立大学教授 吉田一彦先生 です。
話の流れは、
1 當麻寺の当麻曼荼羅図について
2 当麻曼荼羅図の図様と銘文
3 当麻曼荼羅図の製作地と伝来
4 当麻曼荼羅図の源流
5 証空とその門流による当麻曼荼羅図の流布
6 曼陀羅寺の成立と当麻曼荼羅
7 曼陀羅寺の当麻曼荼羅の絵解き
8 女性と仏教
最後に次のように話されました。
曼陀羅寺の当麻曼荼羅図は、この地域の歴史と文化を考察する上で重要な文化財であり、地域の豊かな文化を彩るものであるが、それは地域社会の内側に展開するばかりでなく、広く日本に、さらにアジアの仏教国に共振する広がりを持っている。
もう一つ、仏教の信徒の中心は女性であるという話もなるほどと思いました。
男性が先に亡くなり、女性が残されて仏教にすがるということなのでしょう。
観無量寿経変と九品来迎図
http://avantdoublier.blogspot.jp/2008/02/blog-post_08.html
当麻曼荼羅原本は綴織
http://avantdoublier.blogspot.jp/2008/02/blog-post_06.html