学校評価 保護者アンケートより −3−
- 公開日
- 2017/12/25
- 更新日
- 2017/12/25
校長日記
12月19日発行の夢ひろば第11号に、学校評価アンケートの結果を紹介しました。
その中で、77人(回答中14%)の方から、記述によるご意見をいただきました。
冬休みを利用して、紹介していきます。
≪ 校門について ≫
・ 校門がいつも開いたままで保護者も出入りしやすいが、不審者の侵入に備えるなど、もう少しセキュリティをしっかりしてもいいのではと思う。
おっしゃる通りで、北側には門がありません。これは、何年も前から教育委員会へ要望をしてあるものです。
市内には、他にも門や塀もない学校があります。それどころか、平成7年ごろから数年間は、「開かれた学校」として、門も柵もない学校が全国的に広まりました。
例えば、幕張(千葉)のベイタウンにある小学校は、どこも塀や門がありません。実際に視察しましたが、授業中に、近所のおばあさんが孫を連れて校庭を散歩していました。子どもたちと普通に会話をしているのです。
それが、あの事件で一転しました。
附属池田小事件です。
今、関西の学校へ行くと、高いフェンスで囲まれ、入り口に守衛を置いています。先生は、安全性を誇らしげに説明してくれます。気持ちは痛いほどわかります。
ただ、幕張の学校の児童とどちらが幸せなのでしょうか?
どちらが豊かなのでしょうか?
もちろん命は絶対です。
安全を目指すために塀を高くし、インターホンを設置するのも方法です。
ただ、万が一つのために、それにより失うもののの大きさと、必要な労力を考えると、心は複雑です。
現在、布袋小学校では、学童保育や放課後子供教室のお迎えの方に対して、ひとりひとり受付をしてチェックをしていません。
安全を考えるなら、本来はするべきでしょう。
そういったチェックが必要かどうかは、皆さんのご意見をお持ちします。
≪ 運動会の実施日について ≫
・ 温暖化などもあるので、できれば運動会を5,6,10月が望ましい。9月は練習など残暑が厳しいと思われます。
運動会は、3校が春に、7校が秋に行っています。
その実施日は、中学校の体育大会や市の行事との兼ね合いを考えて、市内で統一して決められます。
秋であれば、10月には市民まつりなどの市の行事が毎週行われ、さらに学習発表会の練習が始まるために、現在の9月末がぎりぎりです。
春にする方法もありますが、5から6月は、最近ではむしろ9月より気温が高く、雨への備え、修学旅行や自然教室の時期の変更など、他にいろいろな影響がでてきます。
布袋小学校では、暑さ対策のために、布袋おやじの会の皆さんに運動場に日陰を設置していただき、またテントにミストが出るようにし、暑さ対策をしています。