学校日記

学校評価 保護者アンケートより −6−

公開日
2017/12/28
更新日
2017/12/28

校長日記

  • 1861026.jpg

https://konan.schoolweb.ne.jp/2310019/blog_img/60432784?tm=20250203120257

12月19日発行の夢ひろば第11号に、学校評価アンケートの結果を紹介しました。

その中で、77人(回答中14%)の方から、記述によるご意見をいただきました。
冬休みを利用して、紹介していきます。

≪ 登下校について ≫
・ 登校下校に関しての安全性を高めてほしい。(大人のパトロール隊がいない地域があり帰宅するまで不安なため)

ぜひ高めていただきたいと願います。

登下校の際の学校の責任は朝校門に入ってから、下校時に校門から出るまでの範囲です。登下校中に子どもが事故にあった場合は学校の責任(刑事・民事)は問われません。

もちろん学校では交通ルールは教えますし、指導もします。安全な道を通学路として教育委員会に届けますが、できることはそこまでです。

唯一の例外は、「児童生徒等が通常の経路及び方法により通学する」場合に生じた災害は「学校の管理下において生じたもの」(独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令第5条)のみです。
これは、災害給付金による被害者救済という意味で「学校の管理下」という言葉を使用していますが、法律では登下校はあくまでも保護者の責任とされています。
そのため、全国には、集団登下校のない地域、保護者が送迎する地域もあるのです。
中学校で集団登校がないのもわかります。
(世界の先進国で、スクールバスを除いて、保護者が送迎しないのは日本のみです。)

登下校の安全は、公費による交通指導員が1名いる以外は、PTAによる旗当番、そしてスクールガードのみなさんによるボランティア、また、毎朝付き添ってくださる多くの保護者の善意に支えられているのです。
これらは学校からお願いするものではなく、地域や保護者の自発性により成り立っています。
この場をお借りして、改めて深く感謝申し上げます。

ただ、ご指摘のように、地域によってはパトロール隊がいない地域もあります。
また、高齢化により人数も減っています。

ぜひ、地域で声をあげていただきたいと願います。

学校としても、いろいろな場で協力の呼びかけをしてまいります。