学校評価 保護者アンケートより −13−
- 公開日
- 2018/01/04
- 更新日
- 2018/01/04
校長日記
12月19日発行の夢ひろば第11号に、学校評価アンケートの結果を紹介しました。
その中で、77人(回答中14%)の方から、記述によるご意見をいただきました。
冬休みを利用して、紹介しています。
≪ あいさつについて ≫
・ 先生・生徒に会うと、元気よく挨拶をしてくれます。高学年の子が積極的に挨拶する姿を見せてくれると、低学年の子も挨拶を恥ずかしがらずに言えてるように思います。どんどん積極的に挨拶ができる子が増えるといいなと思います。
・ 朝、旗当番をしていてもあまり子供たちは挨拶をしてくれません。朝から急いで時間を作って立っているのに、挨拶をしてくれない子達を見ると朝からがっくりしてしまいます。逆に大きな声で挨拶を返してくれると朝から嬉しい気分になります。
挨拶は永遠の課題ですね。
毎朝、体育館北の横断歩道で立ってくださる山本さんは、28通学班の内、27は挨拶ができるとおっしゃっていました。
挨拶は、1 人間関係、2 心身の調子 のバロメーターです。
人間関係がなければ、挨拶はしないのが普通です。
また、いつも挨拶をしてくれる子が、その日はしてくれなかったり声が小さかったりすると心身の調子を心配します。
私は、挨拶には見返りを期待していません。
相手との人間関係度、相手の心身の調子を測るものと思っています。
・ いじめや命の大切さ、携帯の危険性などを指導していただきたいです。
・ 自分のこと、友達のこと、先生方のことを肉体的にも精神的にも気づつけないように、命の大切さを学んでほしいです。
ありがとうございます。お気持ちはよくわかりまし、そうしたいと思っています。
来年度から、道徳が教科化されます。教科書に沿って授業が行われ、評価も始まります。
そのきっかけは、いじめ問題です。
教科化が決まった時、当時の文科大臣が「子供たちには道徳の授業での議論を通じて、様々な考え方があることを学んでほしい」と話していたのが象徴的です。
戦前の筆頭教科「修身」は、尋常小学校の6年間で157の徳目を教えていました。それが、戦後の道徳にも引き継がれ、特定の「価値観」を教え、自覚させ、実践意欲を持たせることに主眼を置いていました。
今回は、「特定の価値観を児童に押し付けたり、主体性をもたずに言われるままに行動するよう指導したりすることは,道徳教育の目指す方向の対極にある」と書かれているほどで、議論を通じて、多面的・多角的に考えることを目指しています。
もちろん、悪いものは悪い、ダメなものはダメです。
それでも、なぜ悪いのか、ダメなのかを考えて、自覚することが求められます。
どうか、ご家庭でも、命の大切さについて、お話し合いいただけたらありがたいです。
・ (アンケートについて)文書で書いていた頃は、誰が書いたかわかり遠慮がありましたが、メール方式になって書きやすくなりました。
口頭でも、複数の方からこうした感想をいただきました。「勝手な意見が増えませんか?」と心配される方もいましたが、このように説明しますので、まずはお聞かせ願えればと思います。