6年生修了式
- 公開日
- 2018/03/19
- 更新日
- 2018/03/19
校長日記
3時間目に6年生の修了式を実施しました。
代表児童に修了証を授与すると共に、6年間一日も休まず出席した4人の児童に槙の木賞を授与しました。
槙の木は、先日紹介した、本校のシンボルツリーです。
6年間休まないのは、偉業ですね。すばらしい!
式辞の中では、今年も、菊の話をしました。
おおよそ次のような内容です。
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わたしは、最後に菊の話をします。
菊は、どうやって増やすか分かりますか?
種をまくのではありません。球根はありません。
葉をもぎって、土に刺すのです。
すると、切り口から根が伸びて、それが苗になっていくのです。
どうすると丈夫な苗になるのでしょうか?
ヒントは「水」です。
丈夫な苗に育てるには、水を・・・・・やらないことなのです。
水をたくさんあげると、切り口から水を吸って、見かけはしゃんとしていますが、根が伸びないのです。根を伸ばす必要がないからです。
しかし、水をあげないと、本来持っている生命力によって、水を求めて根を伸ばしていくのです。
みかけはしぼんでいますが、見えないところで根を伸ばしているのです。
皆さんは、これまで親や先生から、たっぷり愛情をもらって育ちました。
しかし、ひょっとすると根があまり伸びていないかもしれません。
しかし、これまでつらい経験をした人、苦しいことがあった人は、実は根を伸ばしていたのです。
根を伸ばした人は、室橋先生の心の教室だよりに書かれていたように、風が吹いても倒れないのです。一度横になっても、また上に伸びてくるしなやかさがあるのです。
皆さんは中学校へ進みます。
いろいろなことがあるでしょう。
辛いこと、苦しいこともあるかもしれません。
しかし、そのような時には、根を伸ばすチャンスだと思ってください。
少々の風が吹いても倒れることのないように成長し、将来、大輪の花を咲かせてください。
明日は、素晴らしい卒業式にしましょう。
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しっかりと話を聴いてくれた6年生に感謝します。