第71回卒業式 式辞(抜粋)
- 公開日
- 2018/03/20
- 更新日
- 2018/03/21
校長日記
本日の式辞を紹介します。
本番はアドリブが入っていますので、若干異なります。
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式 辞
(前半略)
さて、卒業生の皆さん。
皆さんは、この六年間、勉強や運動にはげみ、心と体を鍛えてきました。皆さんの活躍から、多くの感動をもらいました。
なかでも、団結力を示した野外学習。全員で回したあの四色のトーチの美しさは今も心に残っています。力と技で会場一杯の拍手と歓声を浴びた運動会での組体操や応援団の姿、きわめて高い完成度を発揮したほてっこ発表会での演劇と合唱、たてわりあそびでの下級生を思いやる姿など、最高を目指した最高学年の力を十分に見せてくれました。行事以外でも、委員会や登下校などの活動、さらに朝礼の時の姿勢など、どの場面をとっても、まじめに取り組んだ姿が目に浮かんできます。皆さんの成長に、心から賞賛の拍手を送りたいと思います。
(リスト「愛の夢」ON)
この一年は、将棋の藤井聡太六段、卓球の張本智和選手など、若い人たちの活躍が目立ちました。
今流れているピアノの演奏は、牛田智大さんが十二歳でデビューしたときのものです。表現力のある演奏に驚かされます。今も世界各地で活躍しています。
こうした若い力が目立った一方、PTA新聞でも紹介しました若竹千佐子さんは、55歳から小説講座に通い始め、63歳の今年、デビュー作で芥川賞を受賞しました。
また、82歳の若宮正子さんは、60歳を過ぎてゼロからパソコンを勉強し、昨年から新しいプログラミング言語を学び、アプリを開発しました。
こうしてみると、人はいくつになっても学び直しができ、挑み続けられることがわかります。
若宮さんは、「何かにトライして失敗しても、無駄になることは絶対にない。失敗はすごく貴重な体験です。」といっています。
みなさんはまだ12歳。
学校での学びはもちろんのこと、いろいろな人に触れ、本を読み、ゲームでは学べない多くの経験をして、人間としての根を伸ばしてください。
変化が激しく、十年後に世の中がどうなっているのかすら予測が難しい時代ですが、学び続けてさえいれば対応ができます。失敗しても次に生かせばよいのです。
みなさんの夢の実現のために、前を向いて歩んでいってください。
(「愛の夢」OFF)
(以下略)