学校保健安全委員会 校長あいさつ
- 公開日
- 2018/06/28
- 更新日
- 2018/06/28
校長日記
本日行いました、学校保健安全委員会での校長挨拶(要旨)を紹介します。
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学校はいろいろな法律で動いています。
学校保健については、学校保健法というのがあり、その関連の答申で、「学校における健康の問題を研究協議し、それを推進するために学校保健委員会を設置しなさい」となっていました。
平成21年には、学校保健法が学校保健安全法に変わり、学校安全の内容が加わりました。学校保健委員会も学校保健安全委員会となり、本日開催するわけです。
学校安全という点では、日本中を震撼させる大きな動きがありました。
一つは6月18日の大阪府北部地震における、プール壁の倒壊で一人の命がなくなったことです。
全国の学校で点検が行われ、今朝の朝刊にも県立高校の結果がありました。
布袋小学校でも、先ほど13時半より、市教委による点検がありました。
さらには、PTA地区委員による通学路点検も行いました。今のところ、ブロック塀だけでも58箇所報告されています。
ただ、公の施設はともかく、民家のブロック塀に対してどうこう言うことはなかなかできません。通学路を変えようにも、他の要因もあり、代案がないのが実態です。
もう一つは、 藤枝市立高洲南小で男子児童が頭部を切られるなどして重傷を負った事件です。犯人の少年は刃物や金づちを持っており、「小学校の時にいじめられていたので、復習したかったといっています。」
そして、一昨日には富山市で、交番警官を刺して拳銃を奪い、市立奥田小学校で警備員に発砲し、2人とも亡くなりました。学校の職員は刺股で取り押さえようとしていましたが、拳銃には無防備です。
さっそく今朝の中日新聞には、「不審者が敷地内に入れないような徹底したつくりの校門にすることが重要だ」と書かれていますが、塀をつくったところで、悪意のある侵入者を防ぐのは不可能です。
ましてや、本校は北側に門がありません、校内に学童保育、放課後子ども教室があり、日常的に多くの人が出入りしています。地域の方にもいろいろと教えていただいています。
今後、学校の安全をどう保障していくのか、設置者である教育委員会と、我々教職員、そして家庭・地域のみなさんのご意見も聞きながら考えていかなければなりません。
今日は、よろしくお願いします。