2学期始業式
- 公開日
- 2006/09/01
- 更新日
- 2006/09/01
校長メッセージ
今年の夏は本当に暑い日が続きました。けれども,飼育委員の人が毎日飼育小屋の掃除と餌やりに来てくれました。ご苦労さんでした。おかげで,ウサギもカモもこの夏を無事に生き延びることができました。
ここにいる皆さんも,今日こうやってみんな元気に顔を合わせることができました。1学期の終業式に出した宿題(命を大切にして,絶対に死なないで9月1日に学校に来る)が,みんなできました。当たり前のことだけれど,本当に嬉しい。
さて,今日から2学期。
1学期と同じように,みんなで力を合わせて素晴らしい学期にしよう。
「挑戦」と「発見」という話をします。
一人の3年生の女の子がいた。運動がとびきり苦手な子だった。その子が2学期から,一輪車に「挑戦」し始めた。はじめはサドルに腰掛けてることもできなかった。でも,毎日毎日,朝,友だちといっしょに練習をした。そのうち10㎝か20㎝か少し進むようになった。それから50㎝に,1メートルにと距離が伸びてきた。毎日よくやっているなあと思って時折みていると,あるとき5メートルくらい進めるようになった。“先生見て!”,と友だちが呼びに来た。“すごい”,といっしょに喜んだ。それからは早かった。2学期の終わり頃には,直線で10メートル → 友だちと手をつないで回る → 運動場を1周と,どんどん上達した。
それで,その子は,自分でもがんばればできるのだ,自分もできるのだという「発見」をした。
どんなことでもその気になって,100回頑張ればかなりできるようになる。
100日,あるいは3ヶ月頑張れば,ずいぶんいろいろなことができるようになる。
そして,新しい自分を「発見」することができる。
2学期は,毎日の授業のなかでいっぱい挑戦しよう。
いろいろな行事(運動会,鼓笛・バトンの市民まつりでの演奏,学習発表会,劇団タンポポの劇「起っせい だいだらぼっち」に参加)のなかでも挑戦するチャンスがいっぱいある。
じっくり取り組めるこの学期に,小さな努力を積み重ねると,自分でもびっくりするような成長ができるかもしれない。
何でもいいから自分のできそうなことに「挑戦」し,自分の素晴らしさを「発見」する学期にしてください。
皆さんと友だちと先生たちとで素晴らしい2学期にしましょう。