11月17日(金) 説明文の授業をどうするか(4年生)
- 公開日
- 2006/11/17
- 更新日
- 2006/11/16
授業
16日に4年1組(鈴木美保教諭)のクラスで,国語科の授業研究をおこないました。
教材文は「色さいとくらし」です。
文章を正確に読み取り,要点を見抜き,要約する力をつけることをねらいとしました。
授業は,①一斉音読,②各自音読から始まりました。
何度も読むことはまず最初に行うべきことです。
続いて,次のような指示が出されました。
┌────────────────────────────┐
│本文のなかで大切だと思う文に線を引きなさい。 │
│次に,ノートにその文を写しなさい。 │
│また,なぜ,その文を選んだのか理由をノートに書きなさい。 │
└────────────────────────────┘
このような学習を“見つけ学習”とよんで,学校では大切にしています。
正しい答えを述べるのではなく,自分なりに「大切だ」とか「すごい」と思ったことを見つけて出し合うことは誰にでもできるからです。
自分の考えが持てたり,言えたりすることは,誰にとっても嬉しいこと,充実感の感じられることなのです。
こうして,全員参加の授業を創り出そうとしているのです。
授業ではたくさんの児童が自分から発表することができました。
そのあと,出し合った文について話し合いをしました。
深まりという点ではもう少し追究したいことが残りました。
最後に,第2段落の要点を要約しました。
そのときの教師は次のように指示しました。
┌───────────────────────┐
│“ ・・・・・・・・・・・・・・わたしたち。”
│ という形で25字以内に要約しなさい。
└───────────────────────┘
だだ単に,“要約しなさい”ではなく,形と字数を指定しているのです。
その方が子どもたちの頭が活発に働くようです。
子どもたちは,「色さいを生活の中に生かしているわたしたち。」などと,見事に要約していました。
子どもたちが一生懸命に取り組むので,授業の様子を写真に写すことを忘れてしまっていました。
HPに載せたのは,子どもたちがつくった板書です。
要約文が黒板いっぱいに書かれています。