学校日記

なんと「がまの穂」が学校敷地内に

公開日
2011/07/26
更新日
2011/07/26

お知らせ

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本校で「がまの穂」を見つけました!なんと一杯あるではありませんか。
この「がまの穂」みなさんが知っている因幡(いなば)の白ウサギに出てくるのですよ。

淤岐島(おきのしま)から因幡国(現・鳥取県東部)に渡りたいウサギが、海のサメに次のように言ってサメを騙(だま)しました。
 『お前と私とでどちらが仲間が多いか競争しよう。多くの仲間を集めて気多(けた)の岬まで一列に並びなさい。私がその上を走りながら数えて渡るから』と言います。
サメの背中を跳びながら渡り始めまたウサギは、最後に地面に下りようとしたときに『お前たちは騙(だま)されたんだ』と言いました。
怒ったサメはウサギを捕らえて着物を剥(は)ぎとったので、ウサギは赤裸になりました。

赤裸になったウサギが泣いているところに八十神(大国主の兄弟)が通りかかり、『傷を治したければ海水を浴びて高い山の上で風に当たって寝ていろ』と嘘を教えます。そのとおりにしたところ海水が乾くにつれて身の皮が風に吹き裂かれました。

そのあとに通りかかった大穴牟遲神(オオナムヂ、大国主命)が傷み苦しんでいるウサギを見つけ、事情を聞き、次のように教えました。
 『河口に行って真水で体を洗い、そこに生えているガマの花粉(蒲黄)を取ってその上で寝ると良い』と。
その通りにしたウサギは元の体になったと言う話です。

「がまの穂」には傷を治す作用があると言われています。その「がまの穂」をこんなところで見かけるとは。場所?ひ・み・つ。プールに来ている子は知っているかな?