落合監督に学ぶ
- 公開日
- 2011/08/20
- 更新日
- 2011/08/20
校長メッセージ
8月17日中日スポーツ1面のオレ流語録を読み、ますます落合監督の素晴らしさを知りました。
中日はキャッチャー谷繁選手故障の後、小田選手、小山選手、前田選手がキャッチャーを努めてきましたが、今まであった貯金は使い果たし、ヤクルトとも離され、今は3位です。そこへ谷繁選手が戻ってきての巨人戦でした。試合後の記者のインタビューで
「谷繁復帰で落ち着きが出たのでは?」の問いに
「そういう質問はちょっと、どうか。じゃあ、今まで出てた人はどうなの?」
と切り返しています。
新聞の片隅に載った小さなコメントですが、落合監督は今まで頑張ってきた小田・小山・前田選手を決して、「だめだ」と言っていないのです。もし、「谷繁が戻り、落ち着きが出ました」のような表現をしては3人は『俺は認めてもらってないんだな』と思うでしょう。質問に不快感を示した落合監督。一瞬の内に、この言葉は人をやる気にさせるかさせないかを判断されました。そして、今まで頑張ってきた3人を認めているのです。3人はこのコメント読み、嬉しかったでしょうね。改めて落合監督が好きになりました。
教室でも同じようなことはないでしょうか。一人を誉めたり、たたえたりするとその反対に誰かが悲しめることはないでしょうか。落合監督の配慮、学んでいきたいものです。(校長)