カマキリと彼岸花
- 公開日
- 2011/09/17
- 更新日
- 2011/09/19
校長メッセージ
最近、子ども達がやたらとカマキリを捕まえ、教室にもってきます。カブトムシなどの時は微笑ましく見ていましたが、カマキリを見たときは「ムッ」と感じました。案の定、教室の水槽の中で飼われたカマキリは何匹もおり、それも大きなものは10センチ以上のものもいました。そして、カマキリと一緒にオンブバッタも親子で中に入れられていました。要するに「エサ」になるのです。バッタの親子はおびえきっていると思えました。親は子どもを守るように寄り添っていました。児童にすれば、カマキリがバッタを捕る瞬間がたまらなく魅力があるようです。しかし、このバッタの気持ちにはなれないのでしょうか?弱い者の方に立って考えられないのでしょうか。教育の観点から言って、これは許されることでしょうか。少なくとも私には直視できないものでした。
幼い頃、『彼岸花を持ち込むと家が火事になるよ』と教えてもらったことがあります。これは球根に毒素があるので、子どもにそうやって教えたのだと思います。カマキリについても『カマキリを捕まえると爪に毒が入るよ』と教えられました。昔の人は知っていたんでしょうか。捕まえて飼うものではないということを。
本校、カマキリを教室から逃がしてあげました。 (校長)