12月22日(金) 2学期終業式
- 公開日
- 2006/12/25
- 更新日
- 2006/12/25
校長メッセージ
終業式では,まず次のことを紹介して話に入りました。
つい先日,職員室から運動場を見ていたときのことです。
2時間目の放課の終わりを告げるチャイムが鳴った時に,運動場で遊んでいた子たちが,一斉にサーと一か所に集まり始めました。
どうやら3時間目の授業は合同体育のようです。
先生は誰もいないのに,瞬く間にきちんと3クラスが集合隊形に整列し終わったのでした。
おっ,すごい。
立派だ。
何年生だろう?
そう思ってよく見ると1年生でした。
1年生の子どもたちがこんなにちゃんと自分たちで行動ができるのを見て,私はとても嬉しく思いました。
そのあとの本題の話の概略は次のとおりです。
(1) 授業でがんばっていた藤里小の子どもたち
・「好きな本」や「気に入った乗り物」について上手に発表できるようになった1年生
・野菜づくりをもとにして,まとめたり発表する力をつけた2年生
・福祉の学習を深めて,人間として大切なことを学んだ3年生
・国語の授業(説明文)で,自分の考えをいっぱい発表して,意見交換ができるようになった4年生
・「そうだねゲーム」や「グループで協力して作業をするGWT」を通して,聴き方の勉強を深めた5・6年生
(2) 行事でがんばった藤里小の子どもたち
・1・2・3年生(低学年)は,運動会や学習発表会で,先生のおっしゃることをよく聞いて力いっぱい体を動かし,歌い,演じていた。
・4・5・6年生(高学年)は,先生の言うことを実行するだけでなく,より良くするにはどうしたらよいかを自分で考えて,また,仲間と考えて,セリフを言い,演技をした。
だから,学習発表会では,生き生きと役になりきって踊り,話し,歌い,見てくださった方たちに深い感動を与えることができた。
例えば,「ぞうれっしゃがやってきた」の合唱劇がそうだった。
学校で取り組むことは楽しいことばかりとは限らない。
苦しくても歯を食いしばってやらなくてはならないことがある。
歯を食いしばってがんばってやるからこそ,充実し,やってよかったと思えることがある。
運動会での6年生の組み立て体操でピラミッドの土台になった人は,足の膝に小石がくい込むし,背中は足で踏みつけられる。
けれども土台がぐらついてはいけないと歯を食いしばってがまんして耐えた。
上に乗る子は,落下の恐怖をこらえ,バランスを崩しそうになるのをじっとがまんした。
はじめからできるわけでなく,何度も失敗して痛い目をしたこともあった。
けれども6年生としてがんばりきった。
それで運動会当日には,見事に成功し,たくさんの拍手をもらった。
(3) 学級で友だちや先生と心が通じ合えるようになった
教室での勉強や行事を通して,学級の友だちと,1学期よりもより親しくなり,気持ちが通じ合えるようになった2学期。
学級としてのまとまりや団結の力も大きくなった2学期。
このクラスにいてよかったと思えるようになったに違いない。
以上のような話をし,良い2学期を送ることができたのということで,ダルマに片方分の目を入れました。
残りの半分の目は,充実した3学期が終えられたときに入れたいと思います。
(校長 長瀬好文)