どうしてもたせる携帯電話!
- 公開日
- 2011/10/27
- 更新日
- 2011/10/28
お知らせ
先日、国枝先生が本校の携帯電話・インターネットの調査をまとめました。職員会議でその報告がありましたのでお知らせします。
■自分の携帯電話を持っていますか?【藤里小】
◇3年生21.5%・4年生31.4%
・5年生24.3%・6年生30.3%
・本校の3年生から6年生の平均は26.9%
・H22青少年内閣府調査全国平均は20.9%
本校の値が高すぎます!何故にこんな高い物を子どもに持たせているのでしょうか。
携帯電話により失うものがあります。ひとつは親が子を心配する気持ち、子が親に心配かけない気持ちです。夕方、遊んでいたなら、日が暮れ、『今頃どこにいるのだろう』と子を想う気持ち、『お母さんが待っている。心配かけるから早く帰らなくては』と母を想う気持ち。大切なものを電話1本で無くしていきます。
もうひとつは、家庭に帰り、家庭の人との生活に、友達が携帯電話を通じて、堂々入ってきてしまうことです。家庭は他人を入れてはまとまりにくいです。学校で友達と話せば十分なはずなのに、何故に2人で連絡取り合わなくてはいけないのでしょうか。
この他に失うものもいっぱいあると思います。また、弊害を運んでくるものもあります。携帯電話を通じての友達の中傷などがそれです。二人の友情を確かめるたびに、一人の子への中傷が出やすいのも事実です。
我々が子どもの頃、携帯電話などありませんでした。でも何ひとつ不自由はなかったです。友達は昼専用な存在でした。また、親に心配かけまいという強い想いをもっていました。それが唯一の小さい子ができる親孝行だったのではないでしょうか。夕方は母を思う時だったんです。
持たす、持たせないは自由です。ただ、商業ペースにのらないように、失うものを十分補えるようにお願いしたいです。