学校日記

おはようございます!5月12日 【思いっ切り叱られること】

公開日
2012/05/12
更新日
2012/05/13

そのほか

昨日、出張でおもしろい話を聞きました。この人は社長さんで、「平成の景気変動と若者の意識変化」という題でお話されました。この中で保護者の方に伝えたいと思ったことを紹介します。社長さんが言われるには
「会社に入社して、初めて叱られたという人が多くなりました」ということです。
これには驚きました。確かに今の教育現場で叱られるのは一部の子だけではないでしょうか。しかも、思いっ切り叱られるというのは、ほとんどないのではないでしょうか。

3年くらい前、職員室から学校の電気工事をしているところが見えました。
2人の方が修理をしてみえて、年配者と若者でした。 

「お前、何度言ったらわかるんだ!」
とヘルメットの上から思いっ切り若者がどつかれていました。

教員世界ではない光景で、その声が職員室にも響いてきて職員室もしーんとなりました。

叱られるという体験がないままに入社していくと一体どうなるのでしょうか。入社というポイントを渡った瞬間、今までの考えは通用しません。彼はそこで辞めるという選択肢を選ばなかったことを祈るばかりです。
こう考えると、叱られるという体験も捨てたものではありませんね。学校の教育現場と社会の現場ではかなりのギャップがあることを再認識して講演会を聴いていました。