赤ふんどしに 懸けた青春!
- 公開日
- 2012/07/06
- 更新日
- 2012/07/06
校長メッセージ
子供に自分の体験したことを話してやるのも教育の一つです。さてさて今日は・・・。
またまた、青春時代の思い出を一つ。友達のA君は、紹介していただいた彼女が大好きでしばらくお付き合いしていたのですが、どうも彼女が離れていくような状態になってしまいました。そこで、起死回生の逆転満塁ホームランはできないかと私に相談してきました。
そこで、何かインパクトがあるものを贈ろうと提案しました。
そこで、河原に行って、ビニールテープで彼女の名前を大きく書き、その前に友達に立っていただき、写真を撮りました。風でテープが飛びそうでも、一生懸命、石で押さえました。撮れた写真を贈ろうとしたのですが、どうもインパクトに欠けるということで、次は鉄塔の下、ダンボールに彼女の名前を書き、「好きだ!」の文字も入れ、友達がその鉄塔下で叫ぶシーンの写真を撮りました。
しかし、これもインパクトに欠けるなということで、思い切って、赤ふんどしで彼女の名前を書いた段ボールをもち、養老の滝に打たれた写真を撮ろうと提案しました。さすがに、これはやらんだろうと思って提案したのですが、そこはもう去って行く彼女を振り向かせる方法はこれしかないと思ったのか、友達は「やる!」と強い意志で即答しました。
そこで、赤ふんどしを買いに行ったのですが、やはり売ってはいなく、店の人にこれは赤い布で作るのですよと教えていただき、その場で布を買い、作りました。さぁー養老の滝まで行くぞと思ったのですが、時間的に無理と言う話になり、仕方がないので、根尾川に入り、そこで写真を撮ろうという話になりました。2人で河原に行き、彼は赤ふんどし一枚になり、川の中へ入っていき、「おぃ早く写真を撮ってくれ!」と叫んでいました。雪が降り始め、川は冷たく、私は心の中で笑えるわ、橋の上を行く車からこちらを見てるわ、友達は真剣だわで忘れることができない1日となりました。
結果? 保護者のお母さん方で若い時こんな写真もらったならどう思いますか?『すごい!こんなに私のことを思っていてくれたんだ』と思う人は消費税分もいませんでしょうね。(嫌、一人もいないですよね)むしろ今の言葉で「どん引き」。あぁ〜青春ははかないものである。