朝礼より 【あじさいの花束】
- 公開日
- 2012/07/09
- 更新日
- 2012/07/10
校長メッセージ
朝礼を体育館でもちました。校長より以下の話がありました。
あじさいの花束をもった2人の女の子を見ました。立派な大きな花を3つ切ってきれいな紙にくるくる丸めていました。すぐ、あれ、学校のあじさい切ってきたなと思いました。
「どうするの?」と聞いてみたら、「友達が引っ越ししてしまい、今日さよなら会を開くのです」と答えてくれました。
あじさいの花束、あじさいは水がないとすぐシュンとして元気が無くなってしまい、花束にはふさわしくないかもしれません。でも、こどもの君たちが、去っていく友達に、花を贈らなくてはと思い、西門のあじさいを思い出し花束にしたんですよね。「先生これ!」とあじさいの花束を自慢気に見せてくれた2人に思わずありがとうと思いました。
あじさいの花はいつか枯れてしまいますが、あじさいの花咲く今頃になるとあじさいを見てクラスの友達を思い出すと思います。5年1組のみなさん、ありがとうございました。お礼に君たちにひとつ言葉を贈ります。
一期一会(いちごいちえ)という言葉です。漢字は今まで習った漢字で書かれています。意味は『あなたとこうして出会っている この時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切 に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』と言う意味の、もと茶道の心得を表した語だそうです。
君たちのあじさいの花束、一期一会そのものだったのではないでしょうか。私が今まで見たどの花束より綺麗でした。