4月16日(月) 山吹の花にちなんで
- 公開日
- 2007/04/16
- 更新日
- 2007/04/16
校長メッセージ
本日の全校朝礼では、山吹の花にちなんで太田道灌(おおたどうかん)の話をしました。
今日は、太田道灌という「学び名人」の人を紹介します。
この花を知っていますか?
(※低学年の児童から菜の花という声があってびっくり)
これは山吹の花です。
やまぶき色というのはこの花の色です。
むかし室町時代に太田道灌という武将がいました。
あるとき鷹狩りに出かけると、あいにく雨が降ってきました。
どこかで雨具(蓑)を借りられないかと思って、一軒のあばら屋を訪ねました。
「雨具(蓑)を貸してほしい」
すると、一人の娘さんが何も言わずに、山吹の花の一枝を差し出しました。
蓑を貸してもらえなかった道灌は、何のことだ、馬鹿にしてと怒ったのですが、部下から次の和歌の話を聞きました。
七重八重
花は咲けども
山吹の
実のひとつだに
無きぞ 悲しき
部下が言うのには、「実の」は「蓑」にかけてあり、娘は蓑ひとつない貧乏なことを伝えたというのです。
このことを知った道灌は、自分恥じ、和歌の勉強をし、学問をして教養を身につけ、後には江戸城を建てるような立派は人になりました。