カッとするな!今まで頑張ってきても一瞬で何かが無くなる!
- 公開日
- 2012/08/02
- 更新日
- 2012/08/02
校長メッセージ
名古屋市交通局は7月、市バス運転手がバスの運行中に突然運転を放棄し、バスから去ったと発表しました。
バスの運転手さんは発車直前に道を尋ねられ、地図を取り出してていねいに案内されたんですね。ところが発車がすでに1、2分間遅れていて、乗客の1人から、「はよ、行かんかい」などと、怒りの声が飛びました。これに対し、運転手は思わず後ろを振り返ったそうです。
さらに、客とのやり取りがあった後、ようやくバスは出発しました。
しかし、最初の停留所を過ぎたころ、突如激しく左右にハンドルを切り始めます。
その後、バスを急停止させ帽子を投げ、突然車外へ出て行ってしまいました。
その翌日、名古屋市交通局は、問題の運転手を懲戒免職にしたと発表しました。
俗に言う「切れる」ということでしょうか。お客さんの言葉にも問題があったかもしれません。でも、サービス業です。我慢するところはしなくてはいけません。今まで頑張ってきても、たった一瞬で、信用を無くすような行為は後々、悔やんでも悔やみきれません。
さて、本校の子供達に目を向ければ、時々、切れるというようなトラブルが発生しています。カッとして人に暴力を振るう子、暴言をはく子、子供のうちに治してやりたいと思います。カッとした時が勝負の時です。それを「マ〜マ〜」で通してはいけないと思います。体験させ、考えさせ、二度としないように理解させる。大切な事です。また、このような文を読ませるも大切な疑似体験だと思います。カッとして人生をだめにするのはあまりにもはかないことではないでしょうか。カッとするのも治そうと思えば、案外治るものでははないでしょうか。
こんな子達は病気の範囲に入るとも言われます。病気だから仕方がないのでなく、病気なら尚更治るのではないでしょうか?
道を一生懸命教えてあげられる優しい運転手だっただけに残念な出来事でした。