火薬はどこから、どのように・・・。
- 公開日
- 2012/08/22
- 更新日
- 2012/08/22
そのほか
花火についてHPに載せましたが、ではその花火の火薬についてどこで発明され、どのように日本に伝わってきたか調べてみました。
火薬は中国で発明されました。火薬の主原料の硝石は中国では紀元前から用いられていましたが、木炭と硫黄を一定の割合で混ぜて強い燃焼性を示す火薬というものができたのは、3世紀とも7世紀とも言われ、やがて宋の時代(10世紀から13世紀)、武器に使用されるようになります。
そして、日本人が初めて目にするのは蒙古襲来の時でした。(写真)
1274年、元軍が博多湾に上陸します。モンゴルは世界帝国を築く過程で、中国で使われていた最新の火薬兵器を取り入れました。鎌倉武士の度肝を抜いたのは鉄製の容器に火薬を詰めて爆発させる、今で言えば手投げ弾のようなものでした。大音響と共に、破片が飛び散り周囲の兵が倒れました。
そして、製造に結びついたには1543年の種子島にポルトガル人が漂着した時でした。
このポルトガル人が、東南アジアで改良された、今日マラッカ式火縄銃と呼ばれる形式の鉄砲と共に、日本に火薬を伝えたとされています。そして、この鉄砲でを大量に使用し全国制覇を果たそうとしたのが織田信長ですね。
我々が花火大会で楽しんでいる火薬ですが、武器としても大きな影響を与えてきたのですね。