金曜日です！時には笑えるお話も載せてみたいと思います。

まだ若い頃の宮田中学校勤務の時の話です。優良校視察で石川県に同僚と出かけました。季節は冬で、行く前から
「雪景色を車窓から見るの最高だね」
と話していました。

金沢駅からローカル線に乗るのですが、ここで昼食をと思い、ホームのうどん屋でそばを頼みました。（安いね！）ところが発車までの時間がなく、この辺りでは１本逃すと１時間は待たなくてはいけませんので

「おぃ〜時間がないぞ！」

と話していたなら、お店の人が

「いいよ、プラスチックの器に入れてあげるから」

と言われ、

『そうか、やっぱり、電車の中から雪を見ながらそばを食べ、旅情を楽しむか・・・！』

と思い、作っていただいたそばを持ち、慌てて電車に飛び乗りました。

ところがなんと、・・・・。この電車、何故か午前中で学校を終えた高校生や一般客でごった返し、私達はそばをもったまま電車の中で立つはめになってしまいました。かっこ悪いのなんの、こんなに恥ずかしかったことは人生ではめったにありませんでした。みんなの視線が私の持つ器にきているのがよくわかりました。
結局、あれだけ楽しみにしていた車窓からの雪景色もまったく雪もなく、目の前の恥ずかしさという現実だけがありました。寒い冬に汗をいっぱいかきました。