学校日記

小学校の体育 (汗は授業のうまさの表れ)

公開日
2012/10/24
更新日
2012/10/24

校長メッセージ

先日、体育時の冬服の確認を職員会で行いました。昨年度、赴任して、小学校の体育の実態が分からず、服装については1年は言わないでおこうと思ってみていましたが、あまりのひどさに驚きました。

まず、本校だけかもしれませんが、体育の授業での運動量が確保されていない。従って汗をかかないので温かい服装を好むということになります。まずは体育の授業を成り立たせなくていけません。ところが、体育の授業が一番、研究実践されていないというのが現実です。理由は

理由1:体育専科の教師が少ない
理由2:研究授業を体育で行わない(特に外での体育は雨で中止になったり、ひどいときは研究発表の駐車場と化したりするから)

体育のうまい授業とは、何も子ども同士が助け合い、話し合い、解決し、技術を向上させるだけではないと思うのです。技術は体力の上に成り立つことがわかってないと、いつまでも、おかしな方に流れていくのではないでしょうか。(研究校でも気付いていないなと感じる時があります)
例えばハードル走、綺麗なホームでリズム良く跳ぼうはいいのですが、あのインターバルは走力やジャンプ力なくてどう跳ぶのでしょうか。(短い間隔、低いハードルを跳ぶ?保育園へどうぞ。ショーと間違えてる)

体育のうまい授業とは体力をつけさせる面と技術をつけさせる面が半々なくてはいけないと思います。この体力つくりをやってないのです。(もっと、もっと走らせればいいのです、もっともっと負荷をかければいいのです)

さらにもっと言うなら、汗が出ない体育など体育でないのです。そこで服装に戻ってみましょう。中学校は冬でも下はハーフパンツ、上は半袖もしくはジャージと徹底しています。(もちろん下着無し)昨年度の本校みたいにタイツははいている(むれるぞ!)セーターやウインドウブレイカーは着ている。教室からグランドまでは温かい格好は良い(サーキットやったならすぐ温まる)と、よくもここまで甘やかしたものだと思います。

本当の体育をやっていったなら、何も討議することはないのではないのでしょうか。体育の時の服装は担任からまた連絡しますが、下はハーフパンツ、上は半袖、寒いときは上だけシャージのみ可としていきます。運動量の保証された授業、汗がだらだら流れる授業、本校で目指してみたいと思います。

追伸:体力をつけることが、中学校がうまくいくかどうかに影響すると確信しています。健全な精神と体力、体力と部活動と大きく関係するからです。