学校日記

感謝の中で、大きく育て、ドラフト2位、相内誠投手!

公開日
2012/10/26
更新日
2012/10/26

校長メッセージ

昨日行われたプロ野球ドラフト会議で、千葉国際高校の相内誠投手(18)が埼玉西武ライオンズの2位指名を受けました。何故に、2位の選手をここに紹介したのでしょうか。
聞いてください。

千葉国際高の相内投手は中学校1年の時から児童養護施設で育ちました。そこで、一人の先生と出会いプロ野球選手への夢を追いかけるわけです。

相内選手は何度も野球をやめようと思ったそうです。一人で夢を追いかけるには15歳の彼には辛いものがあったと思います。生活も乱れ、進学の夢も自ら捨てようとします。そんな時、弱音を吐く彼をいつも叱咤激励したのが一人の先輩でした。反抗期の只中にいた彼に「お前と野球をやりたい」と彼を説得しています。

そして、千葉国際高校へ進学した彼は、監督やチームメイトに恵まれ、徐々に力をつけ、3年にはエースとしてチームを引っ張っぱりました。

そして、昨日、ドラフトで西武から2位指名を受けました。
彼の感謝の気持ちを読んだ手紙は以下のとおりです。

数多くの人に支えられてきました
少年野球の監督、指導者。国際高校の監督、先輩・・・
たくさんの迷惑をかけてきました。

(島野)浩太郎先輩の叱咤激励がプロへの道を開いてくれたのだと思います。

これから心配も迷惑もかけます。
たくさんしかってください。
10年後にもう一度お礼を言います。

誠より。 手紙(抜粋)

施設から這(は)い上がってきた相内誠選手、何度も、何度も挫折しそうになった相内選手。彼を応援したいと思いました。そして、施設で頑張っている子ども達に夢や希望を与えてくれること祈っています。