5月7日(火) どこに点(、)をつけるか? 2年生国語の授業
- 公開日
- 2007/05/10
- 更新日
- 2007/05/10
授業
2年生国語の授業で、「丸、点、かぎをつかおう」という学習があります。
ある日の授業で次のような問題を考えていました。
子どもたちはとても一生懸命に頭を使って考えていました。
【もんだい】つぎの文に点(、)をつけましょう。
にわにわにわのにわとりがいる。
漢字で書けば、「庭には二羽の鶏がいる。」となり、点などなくてもわかるのですが、ひらがなばかりだとどこかに点を付けないと非常にわかりにくい。
にわには、にわのにわとりがいる。
にわには、にわの、にわとりがいる。
このようにすれば、わかりやすくなるのですね。
これぐらいは大人なら簡単ですが、点(、)の付け方はけっこう難しいものです。
絶対的なきまりはないのですが、つぎのような原則を知っておくといいでしょう。
【原則1】 受ける言葉が、すぐ下にあるときはつけない。
× 私は、少女です。→私は少女です。
× 美しい、空だ。→美しい空だ
× おじいさんの、家から、帰った。→おじいさんの家から帰った。
【原則2】 受ける言葉がはなれているときはつける。
○ ぼくは、おじいさんの家から帰った。
※「ぼくは—帰った。」(主語—述語)がはなれています。このように受ける言葉がはなれているときは、かかる言葉「ぼくは」の下に(、)をつけます。
原則3 二つの文からできている文は、間につける。
× 雨がふったのに遠足が行われた。
○ 雨がふったのに、遠足が行われた。
※この文は、「雨がふった。」と「遠足が行われた。」という二つの文が合わさって、一つの文になっています。もともと二つだったという印に、間に(、)を入れます。
原則4 次のような言葉の上につける。
☆「だから、でも」などの言葉(接続詞)
○もうあきた。だから、やめよう。
☆「はい、いいえ、あっ」などの言葉(感動詞)
○はい、そうです。
原則5
(、)が多すぎてくどくなった場合は、「かかる—受ける」の関係の近い方の(、)を省いてもかまわない。
※ きのう、ぼくは、おじいさんの家から帰った。
この文の場合、「きのう—帰った」より、「ぼくは—帰った」の方が近いので、省くとしたら、「ぼくは」の後の(、)を省きます。
学習院初等科 梅田芳樹さんの文を引用しました。