先生と車について話してみたいと思います。中学校の駐車場を見られたことがありますか？実にワンボックスの車が多いことに驚かされます。普通のセダンが少ないのです。理由は簡単です。部活動で使うからです。ボールを運んだり、生徒を乗せて練習試合に出かけるから必然と大きな車になってくるのです。
それでもって、中学校の先生は趣味がないというか、時間がないというか、好きなのは車という方が実に多いです。過去にこんなこともありました。

若者のＡ先生は一生懸命お金をため、ローンでやっと念願の車を手に入れました。それはそれは清水の舞台から飛び降りるつもりで買った車です。
ある日、風邪ぎみな子がクラスにでて家まで送ることになったのです。普通は家の人が迎えに来るのですがなんらかの理由があったのだと思います。送る途中にその生徒が気分が悪くなり、車の中でもどしてしまったのです。車の中は酸っぱい匂いで充満し、Ａ先生は『ガ〜ン』となったそうです。

まだまだあります。駅伝の試走で青少年公園まで出かけた時のことです。あいにくの雨で試走も雨のなかでした。走り終え、駐車場で着替えをしている時のことでした。
後ろから怒鳴り声が聞こえてきて、見れば新車を買ってご満足などこかの先生が同じように試走を終えた生徒に

「いいか、服は全部脱いで着替えろ！車汚すなよ！」
「おぃ、パンツも脱いでこい！ビタビタだろう！履き替えもってきただろうな！」
（おぃおぃ、男ばかりだからいいけど・・・）
と、言ってみえるではありませんか。本校の生徒みんなはクスクス状態でした。

私も思い出があります。土砂降りの陸上試合後のことでした。雨でテントもシートもビタビタで、子ども達はそれでも必死に折りたたんでテントやシートを車までもって来てくれます。シートを車の中に入れた時、車の中で水が流れているのです。ザバーっと・・・。（おぃ！水ぐらい外で切ってこんかい！）

中学校で車を購入したなら、自分の車と思わない方がいいですね。半分は公用車ですね。子どもに汚されるのを覚悟で買わなくてはいけないんですよね。頑張れ、中学校のデカ車！