悪い人はそんなにはいない
- 公開日
- 2012/12/09
- 更新日
- 2012/12/09
校長メッセージ
東京・世田谷区にある漫画「サザエさん」の波平さんの銅像が、また災難に見舞われました。
12月5日朝、世田谷区桜新町駅前の波平さんの銅像の頭の毛が、根元部分からなくなっているのを地元商店街の人が見つけたそうです。
昨年5月にも毛を抜かれるいたずらが相次ぎ、その後、鋼鉄製のワイヤが「植毛」されていました。
皆さんどう思われますか?これは、ほんの一部の、ほんの一部の心ない人がやることです。みんなの気持ちが人としてわからない、悲しい人間がこの街にいるということですよね。世の中の縮図というか、ほとんどの人が信じ合い生活している中で、ほんの一部の人のために、防犯に力を入れなくてはいけないのは、もう疲れます。
私達教師の仕事はその一部の人間をつくらないことかもしれません。普通の人間はできないんです。多くの犯罪者がいるのでなく、一部の人間がありとあらゆる犯罪をくりかえしている。これが現状では?そんなに犯罪者がいたならやっていけません。そう考えたいです。
それともうひとつ頭に置いておかなくてはいけないのは中学生以下の行動です。彼らはまだ人として完成ではないのです。犯罪があった場合悲しいか子供がからんでいることが多くあります。万引きの件数をみればひと目でわかります。学校の先生は勉強だけ教えていればすまないのがここにあるかもしれません。