日本のみんなが尊敬する山中伸弥教授!
- 公開日
- 2012/12/14
- 更新日
- 2012/12/14
校長メッセージ
科学の世界で、教科書を書き換えるような発見はめったにないそうですが、ここ数年間で、そのレベルの業績をあげた日本人は誰か?おそらく、まず名前があがるのは京都大学教授・山中伸弥教授だろうとされています。
皮膚の細胞に4種類の遺伝子を入れることで、さまざまな細胞に「変身」する力を秘めた新型の万能細胞をつくることに成功し、見事ノーベル賞を受賞されました。
山中教授の「1人では駅伝は戦えません」の言葉からわかるように、山中教授は「みなさんのおかげで」という気持ちをいつももってみえます。本当におごらない人で、見れば見るほど、聞けば聞くほど好きになる人です。
この世界はすごい戦いの世界だと言います。このノーベル賞も熾烈な争いで、欧米でも同じような研究が進んでいたそうです。
山中教授は自戒を込めて、「今の日本のiPS研究は1勝10敗です」と劣勢を認め、「さまざまな支援をいただきながら、これではふがいない」と話されています。
山中さんは頂いたメダルについて「展示はせず、大切に保管します。ノーベル賞は私にとって過去になりました。もう見ることもないと思います。これからは、一科学者としてやるべきことを粛々とやりたい」と真面目な顔つきで語られていました。
日本人としてトップを走っていかれるような山中教授に『お願いします』と願うのは私だけではないと思います。