学校日記

何故!外国力士は日本語がうまい!外国野球選手は日本語がヘタ?

公開日
2013/01/11
更新日
2013/01/11

校長メッセージ

昨日、大関・把瑠都がテレビに出演していました。 関脇への転落からの復帰に意欲をみせていました。しかし、いつも思うのですが、外国力士はどうして日本語がうまいのでしょう。野球世界を見ると、外国から来た野球選手はインタビューで「ガンバリマース」ぐらいの言葉しか話せません。相撲と野球の世界で何故にこんなに違うのか、ここに我々が英語をぺらぺら話せるようになるポイントがないでしょうか。調べてみました。

相撲はかなり特殊なスポーツで、入門すると、新弟子として、住み込みで、"親方"や"おかみさん"、"兄弟子"などと生活しながら相撲の稽古をします。もちろん外国から来た野球選手と違い、通訳などつけてもらえません。何しろ下っ端ですから、将来ものになるかどうかの力士など日本の新人力士と同じ扱いに決まってます。

お金でもそんなにもらえるわけでなく兄弟子におごっていただかなくてはおいしいものは食べられません。そこで話せないとおいしいものにありつけません。(必死)

さらに上下の関係が厳しいです。へんな日本語で言おうものなら、その場できつく叱られます。敬語などは使えないとたいへんでしょうね。

このように、一日中日本語の環境に身を置くため、日本語に接する時間が圧倒的に多くなります。住み込みも野球とはまったく違う環境です。日本語教師は"おかみさん"が一番なるそうで、間違えるとおかみさんが修正してくれるそうです。敬語の使い方とかもしっかり身についてゆくのだそうです。

また、相撲の世界はファンを大切にする世界でもあり、タニマチとの付き合いも、力士にとっては重要です。その為、日本語をしゃべれるのはあたりまえで、色紙にサインなどを書かなくてはならない機会も多く、漢字もかけなくてはなりません。(野球は違うな〜)

結論です!力士は一日中、日本語の世界で生活し、さらには覚えなくては食っていけない、間違えると叱られるという過酷な環境にあるため必死に覚えようとするのでしょうね。ここが外国から来る野球選手との違いなんです。裏返して、我々が英語を覚えるには同じことをやれば誰でも話せるということではないでしょうか。要するにどうしても英語をマスターするのだという自分への言い聞かせ、これが全てということです。