ひとつの学校の責任で終われない、外国籍児童へのいじめ
- 公開日
- 2013/02/21
- 更新日
- 2013/02/21
校長メッセージ
新聞によるとある県の中学校に通うパキスタン国籍の1年男子生徒(13)が同級生からの暴行で重傷を負ったとして、男子生徒の両親が18日、傷害容疑で県警に告訴しました。昨春以降、同級生ら4人から人種差別的な暴言によるいじめも続いていたといいます。
真相はわかりませんが、本校のような外国籍児童の多い学校では深刻な事件です。本校は1割の日本語・母国語指導の必要な児童がいますが、あってはいけないことです。特に外国からきた子には優しく接しようと指導してきました。仮に自分が外国に行き、何もわからないままクラスに入った時を考えればどう接しなくてはいけないか誰でもわかることです。
この報道が事実だとしたなら、遅れた国、日本を世界に証明するようなものです。あってはならないとんでもない事件だと思います。ひとつの学校の責任では終われない、日本のレベル問題にまで発展しかねません。新聞の該当生徒には「頼みますわ、君は国際的に認められている日本人の一人だぞ」と伝えたいです。