「やられたらやり返す、倍返しだ」 果たして、それでいいのか?
- 公開日
- 2013/10/20
- 更新日
- 2013/10/20
校長メッセージ
「倍返しだ」 40%に近い、驚異的な視聴率を獲得した、テレビドラマ「半沢直樹」の主人公が言い放った言葉「倍返し」。
いまや、流行語となって、人々の間に拡まっています。しかし、私はこんなに流行していいのかなと感じます。子どもたちへの影響が心配です。
「やられたらやり返す」そのままにしないで相手に対して仕返しをする。しかも、相手に倍で仕返す。「倍返し」という言葉ですべて解決するとは全く思えません。むしろ、ことをさらに複雑にする感じとしか思えません。
子どもに与える影響を考えてしまいます。倍返しを繰り返せば、どんどん大きくなり際限がなくなる。このことを、子どもに分からせておかないと、「いじめ」のエスカレート現象をおこす結果になりかねません。
言葉は人の手で作られますが、人の間で正しく理解されないといけません。
ある記事を読んで、そんなことを感じました。